読了:「世界から猫が消えたなら」
「家族って『ある』ものじゃなかった。
家族は『する』ものだったんだ」
心に残った一言。
私にとって、
あまりにもしっくりきたフレーズ。
私の思い描く理想の家族と
私の育った家族は少し異なります。
父と母は私が中学の頃から
毎晩日課のように些細なことでケンカ、
お酒に任せののしりあう。
でも離婚はしない。
私は就職して親元をすぐに離れ、
毎晩のケンカを見ながら育った
年の離れた妹は
高校を卒業し大学に入ると
家族の食事や団らんを避けるようになりました。
真面目過ぎる二人ゆえかな、と
思えるようになったのは
自分が結婚してからです。
私はそれがすごく嫌でした。
夫婦から「尊敬」や「思いやり」が消えたら
自分の両親みたいになってしまう…
なので、家族は小さな関係の
蓄積、修正、蓄積なんだと思う。
この本の本筋とは違うけど、
こんなことを考えさせられました。